夜明けの口笛吹き/Pink Floyd

夜明けの口笛吹き

夜明けの口笛吹き

この邦題好きです。アルバムの持つ雰囲気をすごく言い得てると思います。今じゃどうしたってピンクフロイドプログレってなっちゃうんですけど、このサイケでキラキラしてるファーストも忘れてはいけません(誰も忘れてないね)。シドバレット在籍時、というかシドバレットのアルバムです。ほぼ全てシドの作曲、作品の世界観もシドによるものだと思います。LSDによる妄想や幻覚が爆発してる様が音に伝わってくる気すらします。変な音満載だしパンニングも大胆でいっちゃってます。でもすごくポップでいいですね。そうそう、このアルバムが発売されたのがサマーオブラブと呼ばれた67年。NYではヴェルヴェッツが「バナナ」出して、ビートルズは「サージェント〜」出して。やばいですよ、そんな年。ドラッグによる音楽への影響力の大きさははんぱじゃありません。って、なんか話が逸れましたが、初期ピンクフロイドはとにかくライヴがめちゃくちゃかっこいいんです。見た事ない人はぜひ見てくらさいな。でも何だかんだ言って「狂気」が一番好きというオチ。