III /CUBE JUICE

III(通常盤)

III(通常盤)

1、Sea Wonder
初期の曲からかなり激変した一番悩んだ曲。この曲だけでファイルが7ギガいったのはびびりました。オープニングのつもりで作ったわけじゃないけど上手くいきました。海から始まるアルバムを作りたかったので。詞も好きです。

2、Butter Fly
ほとんどのトラックをテープMTRで作りました。珍しく曲を譜面に起こして、それを逆から演奏して、更にテープを逆にして再生して作った。パワフルなノリノリロックチューンにならないように気をつけました。宅録魂に火が付いた大好きな曲。
3、Nothing's Gonna Change My World
ご存知(だと思うけど)Anything's gonna change my worldに対する現在の回答とでも言いましょうか。使ってる音はほとんどAnything's〜のサンプルです。マルチがなかったので(ってどーいう事だ!)CDからサンプリング。
4、III
これだけはアルバムより前にPV用に作った曲。3つの違ったドラムパターンを1つのリズムにするのが大変でした。ミックスは杉山さん。キックの感じがテクノ的になってて素晴らしいです。ちなみにDVD収録の『III』は自分によるミックスです。
5、Half Remixed By Plaid In The Plaid Bubble
プレイド(プラッド)のリミックス。Bjorkのサポートメンバーとして知ってる方も多いかと思います。ほんとザ・エレクトロ職人って感じで感心しますね。歌も「そこを使うか!」といった具合でプレイドの非凡さを痛感しました。
6、Grateful Bed
終始流れてる水はコップにストローを指して息もせずに5分間ブクブクやったものです。(嘘です、息してます)。ただ曲に合わせて強弱をつけたので演奏してる気分でした。新しい楽器獲得です。ミックスで上原さんがベースを抜いて断然曲が良くなった。
7、How Do You Feel?
意外に問い合わせのあった「へぇ〜」疑惑。残念ながらあれは「ハウドゥユッフィ〜ル」の逆回転声です。これはアコギで作った曲でこんな形になるとは自分でも予想外で楽しかったです。詞は歌いながらダラダラ作ったので難解度A級。
8、Something Else Again
インスト。アルバムで一番古い曲です。本当はもっと長かったけどインタールード的にまとめました。このギター(地鳴りのような)も逆回転です。というより5年ぐらい前の曲が入ったテープを逆回転させたらこうなったって感じで、コードを拾うのがもう大変だった。
9、Flashboy [Llamarada Rmx] Remixed By Kj [Fellows,Inc.]
kjのリミックス。自分の曲がどうなるのか、一番興味のあったリミックスです。頭のギターアルペジオの音色は「こう来るか!」といった感じでびびりました。あのアルペジオだけで10分はいけるんじゃないでしょうか。歌の逆回転もナイスですね。
10、Endless Summer
これも最初の頃と全く違う物になりました。元々は自分の声だったけどロボ声(ロボじゃないけど)の無機質が故の切なさに負けました。「撃たれた〜」の「た〜」を集中して聞くと槙原敬之に聞こえる。終わらない夏というより夏の終わりを認めたくない秋って感じですかね。
11、Mars Of Chicken [La Declosion Mix By Stereolab] Remixed By Stereolab
ステレオラブのリミックス。この元曲や前のアルバムを聞いてビートルズ好きを察してくれたのか、少なからずそんな意識を感じさせるリミックスで個人的にかなり嬉しかったです。後半の3連で歌をのせるあたりにも音楽的なアイデアの豊富さを感じます。
12、Everywhere
ノンクリックなので微妙にテンポがヨレてます。ゲームボーイnanoloop(曲を作るソフト)でほぼ作りました。ゲームボーイのスピーカーから出る音と歌をマイクで拾って弾き語り的な一発録りをしたんだけど、さすがにそれはやめました(笑)
13、Orange Morning
歌詞でも言ってるので勘の良い方は気付いてると思いますが、Flying Fishと姉妹曲です。Flying Fishは夢の中の出来事でこっちは夢に入る直前の現実。なので物語的にはこっちが先なのにリリースはあとという、ややこしさA級曲なわけです。
14、My Shadow
一番新しい曲で最後の最後(マスタリング当日の朝)にやっと完成した曲。どれだけ転調し続けられるかを遒靴振覆覆里任垢?∋?屬?發辰箸△譴个箸鵑任發覆そ蠅泙嚢圓韻燭?發靴譴覆ぁ?海ΔいΔ里呂△觴錺押璽犂恭个覆里悩邏覆?擇靴い任垢諭
と全14曲をさらっと紹介してみましたが、聞いた本人が持つ曲のイメージをこっちで固めたくないので、敢えて技術的な部分をメインで書いてみました。が、これを読んでまた違った新しい聴き方が出来たらそれはそれで幸いです。