マスコミ

中田英寿の特に試合後のインタビューに対する批判をよく耳にします。
それだけマスコミや国民は彼の言動、行動に注目しているのでしょう。
しかし個人的には彼の言動を不快に思うことは滅多にないし、
世間で批判されている理由もよく分からないことが多い。

彼のオフィシャルサイトで興味深いメッセージが書かれてます。
批判されている原因の多くは日本語の文化が影響している、と。
主語を省いたり、すべてを言い切らない日本語独特の文化。
さらに、それはお互いの共通認識の上でしか成立しないということ。

浦和の選手を直撃インタビューする番組をたまに見るけど、
インタビュアーの何が聞きたいのか分からない質問に対して、
あからさまに選手が困惑している様子をちょくちょく拝見する。
質問の真意を予想しながら答えなければならない選手たちが
いつも気の毒で仕方ない。

共通認識のある人間とない人間とでは話方がまったく変わってくる。
インタビュアーに「今日の試合は2-2でしたが?」と質問された場合、
「そうですね、今日は2-2でした」ぐらいが正解なのではないでしょうか。
むしろ質問に忠実に簡潔に答えている。
この答えで大人げないと言われるなら大人げなくて結構。
中田を支持しますよ。

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